6月の相場は、5月に続き回復基調ではありましたが、後半にかけてはやや不安定な動きが続きました。
アメリカの雇用統計が市場予想を大きく上回ったことで一時的に楽観ムードが広がりましたが、米国での新型コロナウイルス感染者数が再び増加し、経済活動再開の遅れが懸念されたことが大きな要因です。
為替市場では、ドル円が107円台を中心に推移しましたが、月末にかけて円高方向へ動き、6月30日には107円を割る場面もありました。私のFXトレードにも少なからず影響が出ました。
それでは、6月の投資成績を振り返っていきます。
6月の投資成績
項目 | 収益(万円) |
---|---|
株 | +5 |
FX | 0 |
EA(自動売買) | +10 |
合計 | +15 |
6月は全体的に低調な成績でした。コロナ相場の急回復に乗った5月に比べると、利益は控えめですが、最終的にプラスで終えられたのは良かったです。
週ごとの振り返り
【第1週目(6月1日~5日)】相場は楽観ムード
月初はアメリカの経済指標が好調だったこともあり、日経平均も大きく上昇しました。6月5日の米雇用統計の発表では非農業部門雇用者数が予想を大きく上回り、ダウが26,000ドル台を回復。私もこの流れに乗り、いくつかの日本株を追加購入しました。
この時点では「もしかしたら日経平均は24,000円も目指せるのでは?」と楽観的に考えていました。
FXでは、ドル円が108円台に乗せる場面もあり、短期トレードを試みましたが、大きな利益にはつながらず。EAは相場の動きにうまく乗り、安定した利益を出してくれました。
【第2週目(6月8日~12日)】相場の急落、リスクオフ
6月11日、NYダウが1,800ドル以上の暴落。これは久々に心臓に悪い値動きでした。背景には、アメリカの新型コロナウイルスの感染者数が再び増加し、経済回復の遅れが懸念されたことがあります。
私も保有株の一部を利確し、現金比率を高めました。FXでは、リスクオフの流れで円高が進み、ドル円が107円台まで下落。裁量トレードで利益を狙いましたが、細かい値動きに振り回される展開が続き、結局大きな収益にはなりませんでした。
【第3週目(6月15日~19日)】ボラティリティの高い展開
この週も相場は不安定でした。アメリカのFRBが景気回復にはまだ時間がかかるとの見解を示したこともあり、日経平均も軟調な動き。
個別株では、高配当株を少し買い増し。先月から注目しているJ-REITも狙っていましたが、まだ割安感が出てこないため、様子見を継続。
FXは引き続き方向感のない展開で、裁量トレードはほぼノートレード。EAの運用は順調で、この週も小幅ながら利益を確保。
【第4週目(6月22日~30日)】円高進行、静観モード
6月最終週は、全体的に調整ムード。特に6月29日にはドル円が107円を割る場面もあり、為替市場は円高傾向が強まりました。
FXはEAに任せつつ、裁量トレードは控えめ。今月はEAに助けられた部分が多かったですが、相場が方向感を失っている時は無理にトレードをせず、じっくり待つことも大事だと再認識しました。
6月のまとめと7月の展望
6月は「無理せず守る」という戦略が功を奏した月でした。大きな利益は出ませんでしたが、相場が不安定な中で損失を抑えられたのは良かったと思います。
7月に入っても、引き続き新型コロナの影響が続きそうです。特にアメリカの感染拡大がどうなるかがポイント。個人的には、相場が急落したタイミングでは高配当株やJ-REITを拾っていきたいと考えています。
また、リーベルの設定も少し見直す予定。7月からボラティリティが高まる可能性があるので、無駄なトレードを減らす方向で調整していきます。
コラム:セミリタイア生活の過ごし方
最近、暑くなってきたので、散歩の時間を少し早めています。朝の市場が開く前にカフェでニュースチェックをして、日中は自宅でリーベルの設定を見直したり、読書をしたりと、相場を眺めつつもリラックスした時間を過ごすようにしています。
妻とは時々ランチを楽しんでいて、最近は新しいカフェを開拓するのが楽しみの一つ。都内でもテラス席がある店が増えてきて、コロナの影響で店内は避けたいという時にも助かります。
読者の皆さんも、相場の変動に一喜一憂しすぎず、リラックスした時間を大切にしてください。
おわりに
6月は方向感がつかみにくい難しい相場でしたが、焦らずに対応することができたのはよかったです。7月も無理なトレードは避け、しっかりと流れを見極めていきたいと思います。
それでは、今月もよろしくお願いします。
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