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日経平均急落の3月、激動相場とリスク管理を考える

3月はまさに大荒れの相場でした。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、世界的な経済活動の停滞が深刻化。日経平均は月初の2万1,000円台から一時1万6,000円台まで急落する場面があり、改めてリスク管理の重要性を痛感する1カ月となりました。

今回は3月の相場を振り返りながら、株・FX・EA運用の結果と学んだことを書いていきます。

3月の投資成績

FXEA月合計
3月-40+10+10-20

2カ月連続での赤字となりました。 先月に続き、コロナショックの影響で厳しい1カ月でした。

3月の相場と投資の動き

1週目(3月1日~6日):日経平均2万円を維持できず

3月に入ってもコロナの影響で相場は荒れ模様。アメリカではFRB(米連邦準備制度理事会)が緊急利下げを発表し、市場は一時的にリバウンド。しかし、根本的な解決策にはならず、日本市場も売り圧力が続きました。

この週は、持ち株の一部を整理。特に航空・旅行関連株は今後の見通しが厳しいと判断し、日本航空(9201)を売却。結果的に含み損を確定させる形になりましたが、ダメージを抑える意味でも良い決断だったと思います。

2週目(3月9日~13日):歴史的な暴落

「ブラックマンデー再来か」と言われたのが、この週。日経平均が19,000円を割り、1万6,000円台まで急落。アメリカ市場ではダウ平均が1日で2,000ドル以上下げるなど、歴史的な暴落となりました。

FXでは、リスク回避の円買いが進み、ドル円は一時101円台まで円高が進行。私は大きなレバレッジをかけていなかったので、大損は避けられましたが、それでも含み損が膨らむ展開。

また、この週にEA「リーベル」の設定ミスが発覚。本来は低ボラティリティ向けの設定のまま稼働させてしまい、短時間で大きく上下する相場に対応できず、3回連続で損切りに。痛いミスでしたが、設定を修正し、翌週以降はプラスに転じることができました。

3週目(3月16日~20日):反発狙いで追加投資

市場が混乱する中、逆張りのチャンスと判断し、一部の高配当銘柄を買い増し。
・三菱UFJ(8306)
・日本たばこ産業(2914)
・KDDI(9433)

配当利回りが5%を超える銘柄がゴロゴロしている状況で、長期的に見れば割安な買い場。ただ、まだ底を打った確信は持てなかったので、買いのペースは抑えめにしました。

4週目(3月23日~27日):市場に一旦の落ち着き

月末にかけては市場がやや落ち着きを取り戻し、日経平均も1万8,000円台を回復。FRBの大規模な金融緩和策が発表され、ドル円も108円台まで戻しました。

FXでは、このリバウンドを狙ってポジション調整を実施。EA「リーベル」も設定を見直したことで、トレンドに乗ったトレードが増え、プラスに転じる場面が増えてきました。

3月の総括

3月は、まさに「生き残る」ことが最優先の相場でした。結果的に株のマイナスが大きく響きましたが、大きなレバレッジをかけずに慎重な運用を続けたことで、ダメージを最小限に抑えられたと思います。

また、EAの設定ミスがあったものの、早い段階で修正できたのは収穫。市場が荒れる中でのリスク管理の大切さを改めて実感しました。

4月の展望

4月は、引き続きコロナの影響が続くと予想されます。各国で経済対策が進められるものの、実体経済への影響はまだまだ未知数。

そのため、
・新たな投資は慎重に判断し、キャッシュポジションを確保
・配当の安定した銘柄を中心に分散投資
・EA「リーベル」の設定を再度調整し、トレンドに適応できるよう見直し

この3点を意識して運用していきます。

セミリタイア生活の近況

相場の荒れ具合とは対照的に、日常生活は比較的落ち着いたものになっています。外出を控えめにしつつ、自宅で過ごす時間が増えました。

最近の楽しみは、妻と一緒に料理をすること。自宅での時間が増えたので、普段あまり作らないレシピに挑戦しています。特に、今月はパン作りにハマり、発酵時間を利用してチャートを眺めるのが日課に。

また、読書の時間も増え、最近は「市場サイクルを極める」(ハワード・マークス著)を再読。改めて、相場の波を読みながら長期的な視点を持つことの重要性を考えさせられました。

おわりに

3月は厳しい結果になりましたが、こういう時こそ冷静に判断することが大切だと痛感しました。

相場が不安定な時ほど、一喜一憂せず、自分の投資スタイルを貫くことが大切ですね。4月も引き続き慎重に、リスク管理をしながら運用を続けていきます。

また来月の報告をお楽しみに。

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